新型コロナ感染症(COVID-19)の感染拡大は収束しつつあるように見えますが、当分の間、あるいはずっと、このウイルスSARS-Cov-2が消えることはないでしょう。このウイルスに対する治療薬とワクチンの開発が待たれますが、たとえそれが成功したとしても、社会活動のグローバリゼーション、人の移動の加速、人口過密という社会環境が解消されない限り、その社会環境で効率的に蔓延する新たな病原体が繰り返し現れることでしょう。私たちは、そのような世界に住んでいるのです。
新しい世界の前提
- 環境からこのウイルスは消えていない(消せない)
- 症状がない状態でも他人に新型コロナウイルスを感染させうる(接触感染・飛沫感染)
受診の基本
- 咳や発熱がある場合、まずはオンライン診療で受診
受診時の予防
- 正しい手洗い/アルコール消毒
- 正しいマスクの装着
施設としての対応
- 咳などの症状がある人は隔離して個室で診察する
- 定期的あるいは常時換気
接触感染は手をしっかりと洗うことで防ぐことができます。
自分がつけているマスクは、くしゃみや咳の比較的大きい粒を捉えてくれます。いわゆる咳エチケットに当たる物で飛沫感染を減らしてくれます。しかし、たとえマスクをしていても、ウイルスの粒子は周囲の空間に漏れ出てしまう可能性があります。風邪のような症状がある場合は、人との接触を避けましょう。
参考資料
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